まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

ゴンドウ、ゴンドウ、アメ、ゴンドウ…

呪文のようだが、そうではない。正しくは「権藤、権藤、雨、権藤雨、雨、権藤、雨、権藤」だ。前日完投したドラゴンズのピッチャー、権藤が連日の登板。翌日は雨で試合が流れるが、翌々日には再び権藤が登板するという意味。当時の流行語。権藤博は、1938年12月2日佐賀県鳥栖生まれ。陸上にも才能があり、1964年の東京オリンピック400mの強化選手に推す声があったという。鳥栖高校からブリジストンを経て、1961年ドラゴンズに入団。年間130試合の内69試合(!!)に登板し、35勝19敗。防御率1.70の好成績で新人王、沢村賞を受賞。この年のドラゴンズは72勝するも、勝ち数で1つ少ないジャイアンツが勝率で上回り惜しくも優勝を逃す。権藤1人で約半数の試合に勝ったことになる。まさに孤軍奮闘。リーグは異なるが、同じく九州出身のライオンズ稲尾和久に私淑。投球フォームから歩き方まで真似たそうだ。先発、中継ぎ、抑えの役割分担がない頃のプロ野球故、惜しいことに稲尾同様、肩を壊してしまう。コーチ時代はともかく、監督となってからの権藤のことばには肯かせられるものがある。「ドラフトにかかり入団した選手は、それぞれに才能の持ち主である。監督の仕事は、選手の考え方や才能が自由に発揮できる環境を作ることだ」というもの。「監督なんて、直ぐクビになる。立場が変わるとみんなが呼び名で困る。俺のことを監督と呼ぶな。『権藤さん』でよい。『監督!』と呼んだら、千円罰金」と言い、本当に罰金を取られた選手がいたそうだ。選手との垣根を取り払いたかったのであろう。まちゃつには、珠玉のことばに思える。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『ストレス有りて(ストレスアリテ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:アレキサンダー大王の家庭教師。