「機長からご連絡致します。本日は四国上空に積乱雲があるため、迂回して飛行致します。多少揺れることも考えられます。座席ベルトは、着用のままでお願い致します」言われなくても、まちゃつは常にベルトを装着したまま、外すことはない。国内線搭乗の経験しかないからか。通常なら、伊丹を飛び立つと讃岐平野から高知市を経由し宿毛市に至り、下降しながら宮崎空港着となる。たまに、瀬戸内上空を岩国まで西進し、南下するコースをとることもあるが、この日は、どちらのコースでもなかった。洋上を飛行。機体が揺れるかもしれないということで、飲み物のサービスは、キャンセル。機体の振動、エアーポケット、主翼ブルブル状態を連想。がっかりしていると、再び機長のアナウンス。「右側座席のお客様、窓の外をご覧ください。室戸岬が見えます」右側座席がゆっくり沈み始め、まちゃつの座っている左側がせり上がっていく。右旋回が始まったのだ。普段は水平飛行しか経験できない空域で少なくとも６０°は進路を変更したか。starboard（右舷）側の乗客は、大喜び。歓声が上がる。名前は忘れたが、この機長、左旋回をしport（左舷）側の乗客にも足摺岬を見せるサービスを忘れなかった。客室乗務員に申し出て、着陸後にサインでも貰えばよかったかなぁ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『元湯、自慢っ！（モトユジマンッ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：嵐。
