まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

特急・やまびこ(全車指定)

中尊寺金色堂の見学を午前中に済ませ、あとは一関から適当な特急で東京に出て、寝台急行「銀河」で帰阪しようと思っていた。「銀河」のB寝台は幅が52cmの旧型3段式、通称「蚕棚」。寝台幅が狭いので強いて乗りたい列車ではない。まちゃつは東北周遊券を持っているので、寝台券さえ購入すれば大阪へ帰れる。安上がりな点が魅力なだけだ。中尊寺から乗ったバスを降り、一関駅改札を通ると、上りホームにやまびこが停車中。新幹線開業前の話なので、在来線の特急「やまびこ」である。渡りに船。方向幕にある全車指定の文字が気になったが、(途中で誰か降りるんじゃないの?)と考え飛び乗った。万一立ち続けることになっても上野まで400km少し、立つのには慣れている。4,5時間は大丈夫だ。だが、後ろから2両目の連結器部分は左右の揺れが激しい上に、上下動も加わりじっと立っているのはかなり辛い。ビルの床に立つのとは違う。自信は、1時間少々で打ち砕かれた。初めから床に新聞紙を敷いて座っている老婦人が、別の新聞紙を手渡しながら座れと言う。乗ってくる客はあっても、降りる客はいない。90分後、厚意に甘え座る。「同じお金払っている客なのに、不公平よね」と老婦人。(あなた、全車指定の列車と知って乗ってるんでしょ)と思ったが、話題提供で話しかけているのだろう、適当に相づちを打った。3時間辛抱我慢した後、宇都宮で下車。旅程を1日延ばし日光に立ち寄ることに決めたからだ。結局、廃止されるまで寝台急行「銀河」に乗ることはなかった。それにしても、二十歳の頃の元気なまちゃつに我慢できないくらい揺れる特急があろうとは。東北本線は、保線の状態が悪かったのだろうか。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『良い牛楽さ(ヨイウシラクサ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:嵐。