寝屋川の仁和寺で休憩中。みんなが大汗をかいている中で、T山だけは比較的少ない。鍛え方が外の３人と違うから、とふざけて答えていたT山。この時点で既にT山の腎臓は、Y田以上に悪化していた筈だ。だが、本人はまだ知らない。計画では、遅くとも昼前に五条の急坂を越えることにしている。旅程中で一番辛い上り坂なので、最高気温になる時間帯は避けたいという訳。この先、枚方から京都まではR１とR１７１の２つのルートが考えられる。洞ヶ峠越えのR１よりR１７１の方が体力の消耗が少ないというT山の意見にみんな賛成。R１７０から淀川を渡りR１７１を北上。H高時代に登ったポンポン山（６７８．７ｍ）、Sトリーの工場を見ながら東寺でR１に合流。いよいよ清水山（２４２．５ｍ）横の急坂に差しかかる。まだ、１０時になっていない。勾配は思っていたほどきつくなくて、拍子抜け。途中で全員自転車を降りて押す羽目にはなったけれども、荷物持ちだから仕方がない。体一つなら、降りずに登れただろうと想像される。山科で大休止。食事をとる。このペースでいけば、今日の目的地、近江今津には３時前に着きそうだ。旧R１６１（現在のバイパスは、当時はない）に入ると、みんな笑顔に変わった。それまで追い越されてばかりだった車を数知れず追い越せたからである。近江舞子、北小松などに向かうのであろう、車は長蛇の列。全く動かない。エアコン付きの車などほとんどない頃のこと。窓は全開。どの車内も団扇がモンシロチョウ状態。盛んに動いている。その横をスイスイ進むのだ。自転車旅行のメリットを満喫できた。宿が決まると、４人とも琵琶湖へザブーン。翌日の旅程は、若狭高浜までだが、予期せぬことが３つ起きた。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『テラス、うるさいの（テラスウルサイノ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：暴君竜。
