まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「プロパ」って何?

高校生の頃、まだ存命中であった母から質問された。きちんと答えてあげられなかったのが心残りだ。母は、看護師として総合病院に勤務していたのだが、「プロパ」と呼ばれる製薬会社のセールスマンが、病院に薬を売り込みに来る場面に何度も遭遇したらしい。権限を持つ医師が、例えば「釣りしたいなぁ」とつぶやく。すると「プロパ」は医師の休みを確認するや否や、宿泊場所や釣り船の手配、釣り具の用意、好みの食事の用意、お土産に至るまで接待の準備にかかる。勿論費用は、製薬会社持ち。病院が大量に消費する薬剤の受注に成功すれば、元は充分に取れるからだ。母は、「プロパ」の実体は理解しているのだけれども、語源も知りたかったようだ。高校生のまちゃつには“proper”(適切な、正式の、独特である)しか浮かばない。母の腑に落ちない様子が思い出される。今なら“propaganda”(宣伝)とか“propagandist”(宣伝者)を短くしたことばだよ、と教えてあげられるのだが…。時代は移り変わって「プロパ」は死語となり、“MR”ということばが一般化したのだと。“medical representative”の略。製薬会社から医療機関に出向いて医薬情報の提供や宣伝に携わる人のこと。米国でも、日本でも婉曲表現が流行している。「薬のセールスマン」でどこが不都合なのだろう。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『鳩つつく鳥(ハトツツクトリ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ジーコは40歳でも達成した。