まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda 先生(65)

“Why do Japanese people pronounce ‘Bach’in two syllables?”「どうして日本人は‘Bach’を2音節で発音するのだろうか?」‘Bach’とは「バッハ」のことであり、アメリカ人は「バーク」というような感じの1音節で読む。今なら、「アメリカ人だって、‘ch’を正確には発音できていないではないか」とか、「フランス人だって、英語の‘th’の発音を‘d’で誤魔化してい るではないか」とか、反論するだろうが、当時は真剣に考えさせられた。まちゃつは、ドイツ語の‘ch’について「喉彦を震わせて発音」と習った。多分、明治時代も同様だったのだろう。それを五十音図の範囲で表そうとするのだから「バッハ」となるのも無理からぬこと。6/5の日記にも書いたが、五十音図が諸悪の根元なの である。身近な地域を除けば、外国語の表記について文科省は、大体が現地音主義を採用している。ところで、アメリカ人が、オーストリアの首都「ウィーン」を“Vienna”と呼んでいるのを知った時には本当に驚いた。「ウィーン」の表記は“Wien”である。日本語の方が現地音に近いようにも思えるが、ドイツ北部ではwを〔v 〕の発音で読み、南部では〔w〕に近い発音で読むらしい。実際、Wagnerをドイツ南部では「ヴァグナー」ではなく「ワグナー」と読む人も多いと聞く。現地音主義といえども万能ではない。因みに、ペーダ先生は、オランダ生まれの画家Vincent van Goghを「ヴァン・ゴー」と呼んでいらした。ゴッホの生活したフランスでは「ヴァンサン・ヴァン・ゴーグ」と呼ばれているのだが。

それでは、本日のシャッフルクイズ。

『事件展開(ジケンテンカイ)』

今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:検定料が高すぎ?