緒方洪庵創始による蘭学塾。現在、重要文化財に指定され大阪大学が管理。まちゃつが見学した時も学生らしきグループが見回っておった。阪大医学部出身のMT医師もかつてここを見学したのだろう。大阪市中央区北浜３丁目、高層ビルの谷間にある。生活費は別として、学費はタダ同然だったらしい。洪庵自身が教えるのではなく、塾生の中で優秀な人物数人が塾頭となって塾生に教えたという。日本近代陸軍の創始者、大村益次郎は１８４６年の入塾。慶應義塾の創始者、福沢諭吉は１８５５年の入塾。１人に１畳のスペース。辞書は貴重で、塾生が利用できたのは、オランダ商館長ヘンドリック・ズーフが完成した蘭日辞典が１冊あるのみ。辞書の置いてある部屋は「ズーフ部屋」と呼ばれ、塾生の出入りが絶えることがなかったという。福沢諭吉の生活費の平均月額は、１分２朱（１両の４分の１が１分、１分の４分の１が１朱）、１両の８分の３になるか。現在の価値で如何ほどになるのだろう。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『畑のバナナ（ハタケノバナナ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：春らしさを満喫できる場所の一つ。
