まちゃつの徒然日記

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竜安寺

京都の他の寺院に比べ、ヨーロッパ系外国人の姿が目立つ。しかも、家族連れがかなりの割合を占めるところが異色。竜安寺は、1450年細川勝元の創建。臨済宗の寺であり、細川家代々の墓所でもある。室町末期に築庭された枯山水が著名。15個の小さな岩と白砂の外には木も草も1本もない。別名「虎の子渡しの庭」と呼ばれる。トラが子を3匹産むと、1匹は彪(ひょう)で他の子を食う。水を渡る際に先ず彪を渡し、次に別の子を渡して彪を渡し返し、更に残りの子を渡し、最後に彪を再び渡した説話に由来する命名である。白人男性が1人、廊下の端に座り込んで眺めている。まちゃつも教科書や資料集の写真で幾度となく見ているが、本物は初めてだ。想像していたより遙かに狭く小さいのにびっくり。印象に残っているのは、円形のつくばい(手水鉢)だ。意味も素晴らしいが、デザインも洒落ている。「吾、唯足るを知る」と読むのであろう。真ん中に「口」があり、上から時計回りに「五」「隹」「『足』から『口』を除いた部分:ショ」「矢」の順で文字が彫ってある。人間の欲望には際限がない。物が満ちあふれる時代には、特に「足るを知る」のは容易ではなかろう。森鴎外作「高瀬舟」に出てくる「喜助」の心境には、なかなかなれそうもない。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『宝、とろーよ(タカラトローヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:会社名+車名