まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

椰子の実

「♪名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子(ヤシ)の実一つ
 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月…」以下略
「破戒」「夜明け前」「初恋」で知られる島崎藤村(1872年3/25〜1943年8/22)の作。藤村は、ヘボン式ローマ字で有名なジェイムズ・カーチス・ヘボンが設立した明治学院の出身である。友人の柳田国男(1875年7/31〜1962年8/8。東京帝大法学部卒、農務省に入省し、官僚となる。文献主義を嫌い各地の伝説を集めてまわる。後に「遠野物語」を著す)から、伊良湖岬では、南の島から椰子の実が漂着する事実を聞くや否や、「君、その話を僕に呉れ給へ。誰にも云はずに呉れ給へ」と頼み込み、名作を物したという。まちゃつは、渥美半島に開削された豊川用水を見に来たのだが、松林を抜けた岬の突端で偶然名作の舞台に立ったという次第。夕日を背景にシルエットとなったLNG船が、名古屋港を目指す風景は素晴らしかった。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『高い地位よ(タカイチイヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:引き癖のある大関