まちゃつの徒然日記

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山崎宗鑑

現代日本では、カラオケが大流行。プロの歌手が数多く存在する。同じように室町時代には連歌が流行し、プロの連歌師が多数存在したという。連歌というのは、短歌の上の句(五七五)と下の句(七七)を多人数又は単独で、交互に長く連ねる詩歌の形態。五十韻、百韻と続けるため徹夜までした。著名な連歌師であった山崎宗鑑の本名は、志那範重(しなのりしげ)。山崎という姓は、剃髪後宗鑑と号し、山城国山崎に居住したことに由来する。宗鑑は、一休宗純(1394〜1481)に私淑していたらしく、上品な連歌よりも滑稽さを重視。口語・俗語何でも使用可の「俳諧連歌」を始めた人物である。「新撰犬筑波集」を編纂。「俳諧連歌」から、後に「俳諧」が生まれるが、その礎を築いた人物と言えるだろう。癰(よう:でき物)が原因で亡くなる(〜1540?)。「宗鑑はどちらへと人の問ふならばちと用(癰)ありてあの世へといへ」が辞世である。どれほど滑稽さを重んじたか、作品を引用しておこう。
「霞の衣裾は濡れけり」
「佐保姫の春立ちながら尿(しと)をして」


「無念ながらも嬉しかりけり」
「去りかぬる老妻(おいめ)を人に盗まれて」



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『心理や理解(シンリヤリカイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:高校で習う教科名。