まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

潮干狩り

初めて沖合4km辺りまで歩いた時に見た光景が、忘れられない。石炭工業都市である隣町O市の港湾に大型船が停泊しているのである。“So what?”(それがどうした!)と言われるかもしれない。有明海は干満の差が激しい(最大6m、まちゃつが子どもの頃は8mだった記憶がある)上に遠浅なので、干潮時には4km沖まで歩いても水深はまちゃつの足首ちょい上までしかない! 間違ってもスネまでだろう。ほんまやでーっ! 外洋を航海出来るような船が、浮かんでいられる訳がないのである。子ども心に不思議だと思ったが、誰にも聞かなかった。両親が日々の生活に追われていて、聞くチャンスがなかったからかもしれない。閘門式港湾の存在すら知らなかった。4kmも沖合まで歩くのは、そこに州(満潮時は海中にある一種の砂丘)がありアサリ、ハマグリなどが多く採れるからである。タイラギという30cm弱になる大きな二枚貝もいるのだが、これを見つけるのは至難であった。気をつけておかねばならないのは、時々振り返っては遠くの山の稜線を覚えておくことだ。沖まで歩くと海岸線の凹凸が消え水平になり、自分がどこから歩いてきたのか分からなくなるからだ。また、満ち潮の時刻を覚えておかないと、州に取り残されお陀仏となる。やけにたくさん採れるのだけれども、地元の人は決して食べない貝があった。アサリよりちょっと大きいバカ貝である。食べると馬鹿になると、半ば本気で信じられていた。殻を割り身だけにして出荷している。都会で「青柳」と称して鮮魚店に並べられているのを見るのは、成人してからである。30年間で漁獲量は、15万トンから2万トンに激減している。諫早湾干拓が原因だと疑われているようだ。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『群馬ケチや(グンマケチヤ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:都道府県名。