まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「こいつは、たまげたね」

毎週土曜夜、NHKBSで「刑事コロンボ」を再放送している。良くできたサスペンスドラマだ。1968年に米NBCで放送が始まり、米ABC放送の分も含めて69本が制作された。最後に制作されたのは、2003年。Peter Falk 演じるコロンボは、ロサンゼルス市警の殺人課に勤務する敏腕警部補(lieutenant)。最初の3,40分で視聴者は、上流階級出身の殺人犯が完全犯罪を企む様子を見せられる。最初に犯人は分かっている訳だ。犯人役には大物俳優が起用され、職業の設定は政治家、弁護士、大学教授、医師、歯科医、大企業の経営者など。犯人の乗る車は、ベンツSクラス、BMW7シリーズ、ロールスロイスジャガーなど。そうそうレクサスも出てくる。対するコロンボは、イタリア系で身長は低く、いわゆる醜男の部類。地中海性気候で滅多に雨の降らないロサンゼルスが舞台なのに、いつも安物スーツにヨレヨレのレインコート姿。愛車はいつ鉄くずにされてもおかしくない程のボロ車、プジョー403。犯人には能無し刑事のように見せているが、実は切れ者。拳銃は使わない主義で、射撃訓練からも逃げ回る。観察力・思考力は抜群で、殺人犯のちょっとした見落としや遺留品の不自然さを根拠に犯人に迫る。特に素晴らしいのが、事情聴取でのコロンボと犯人との対話。ユーモラスな話しぶりで犯人の行動の矛盾点を突き、アリバイを崩していく。その中でコロンボがよく言う科白が、“Son of a gun!”辞書には「おい、お前!」なんて書いてあるけれど、ドラマの中では「こいつは、たまげたね!」と訳されている。「驚き」「失望」「落胆」を表す軽い罵りことばだが、“Son of a bitch!”(畜生!)ほど下品ではない。“I'll be a son of a gun.”とか“I'll be a monkey's uncle.”とも言うんだと。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『漫画焼けた(マンガヤケタ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:都道府県名。