まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

英語学習での障碍

小学校での英語授業が一部で始まった。英語に接するよりも国語力を身につけることの方が、小学生には先決だと、個人的には考える。が、仮に普通の能力の小学生に英語を教えねばならない状況にあるとして、英語を読んだり聞いたりする前にやっておかねばならないことがあると思う。優秀な子どもは、どんな教え方をされても吸収していく能力があるから問題はない。ここでは置いておく。文字、語順、読み、書き、リスニング、スピーキング、いずれも大切だが、読みについて考えてみる。五十音図しか知らない子どもにとっては、「ン」以外すべて母音で終わる世界である。だから、先ず母音の外に「子音」があるということを理解させねばならない。英語は、子音の塊だからだ。「カ」なら“k”という音プラス“a”という音で出来ているという具合に。次に、同じように見える子音の中でも、微妙な違いがあることに気づかせねばならない。「サスセソ」と「シ」では、「子音」の部分の音が異なること、「ハヒヘホ」と「フ」でも、「子音」の部分が摩擦音と両唇音とに分けられることなどである。同じ子音で同じ口の構えでも、有声音と無声音の区別があることも大切だろう。区別を知らなければ、聞いた時に子音を認識できなくて当然だからだ。聞いた時に認識できなければ、自分の口で音を再現することもままならない。五十音図しか知らない子どもに音の単位の話をせずに英語を読ませることは、ミリメートル単位の普通の定規でマイクロメートル単位でしか測れない小さなものを測らせようとしていることに似ていないでもない。だが、分数の割り算ですら理解が困難な小学生が、過半数いるのが現実だ。子音を理解させる話も絵に描いた餅なのかもしれない。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『医院分けたで(イインワケタデ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:これ無しでは、暮らせません!?