まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

先見の明

チャールズ英皇太子、シャルル・ドゴール仏元大統領、カルロス・ゴーン日産社長、科学的社会主義を唱え「資本論」を著したカール・マルクス、以上4人に共通するのは何? もちろん、全員男性であることは除いての話だ。答えは、4人の名前が同じ語源だということ。「チャールズ」は“Charles”、「シャルル」も同じく“Charles”、「カルロス」は“Carlos”、「カール」は“Karl”である。エリートでもオランダ語しか知らない時代に、来るべき新時代を担う子ども達に学ばせる外国語を決定することは、明治時代には容易なことではなかっただろう。そんな時期に、不規則動詞を除き英語を国語にしようとまで考えた人物がいた。薩摩出身、初代の文部大臣、森有礼(もり・ありのり)である。ヨーロッパの強国イギリスの言語を選択するのは、さほど難しくはなかったろう。ただ、英語は初学者には取っ付きやすい点と、英語を修めれば、ヨーロッパの言語が方言並みに扱える点とを見抜いていた所は、森の慧眼である。自身も英米留学の経験があったから可能だったか。残念なことに、大日本帝国憲法発布記念式典の当日、長州の青年に暗殺され42歳で亡くなっている。明治時代の為政者は、命懸けで仕事をしていたのである。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『君ら、出ずよ(キミラデズヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:三年坂を上ります。