まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

普通に買える「静かな車」

遠くでかすかにパトカーのサイレンらしき音が聞こえる。時速100kmちょっとで、東名高速を東進している時のことだ。右足親指の力を少し緩めてルームミラーを見るが、警察車両の姿はない。何度も経験するうちに、自分の車のエンジン音だと気づく。その前に乗っていたTヨタの6気筒M型エンジンとは比べものにならない静けさだ。搭載されているのは、M菱G63B4気筒アストロンエンジン。キャッチコピーは「4気筒でも8気筒並みの静けさ」だったか。排気量はTヨタのM型と同じ2リッターである。同じ排気量であれば、一般的に気筒数の多いエンジンのほうが静かなのだが、G63Bの静粛性は群を抜いていた。時速100km走行時で64デシベル大阪市が計測した、現在の我が家の等価騒音値より遙かに低い。エンジンの上下動から発生する振動を打ち消すバランサーが1本、更にそのバランサーから生じる振動を消すバランサーがもう1本、エンジンに取り付けられていたからか。M菱は「サイレントシャフト」と呼び、ポルシェも特許料を払って944を製造していた優れものだった。ただ、まだターボエンジンが普及する前であり、パワフルなエンジンとは言えなかった。現に富士スバルラインでは、シフトダウンしアクセルを踏み込んでもエンジンは喘いでいる状態だった。標高2000m超になると空気がかなり薄くなるせいだろう。タイヤが14インチ、165の極細だったのも静粛性に寄与したと思われる。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『詩人這う神楽(シジンハウカグラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:奈良県にある神社。