免許を取得して運転距離が５万ｋｍを超えた頃、同僚のＴＨさんと富士五湖巡りをしたことがある。山中湖、河口湖、西湖ときて精進湖に差しかかった。くねくね曲がる湖畔の道を時速２，３０キロでゆっくりドライブ中、いきなり目の前へ黒のクラウンの側面が現れた。位置関係は、アルファベットＴの横棒がクラウン、まちゃつのギャランΣが縦棒だ。左ヘアピンカーブに入る直前、確かにカーブミラーを確認した。だが、対向車は見えていなかった。ブレーキを踏むと同時に左へ急ハンドルを切る。対向車に接触せずに済んだと思ったその瞬間、カーブの陰に隠れていた電柱が道路左端に出現。右急ハンドルで事なきを得た。事故には至らなかったが、ショックでしばらく運転できなかった記憶がある。まちゃつがとっさにブレーキを踏まなければ、Σがクラウンを精進湖（しょうじこ）に突き落としていたであろう。小事故ならぬ大事故になっていたかもしれない。それ以来、狭い道ではカーブミラーに何も映っていなくても、対向車が来ているかもしれないと思って運転している。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『意見文審査（イケンブンシンサ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
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