まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

新幹線・食堂車

1960年頃まで国鉄には、一等車、二等車、三等車の区別があった。自宅から400m程東を鹿児島本線が南北に走っており、勝手口の敷居に立つと列車がどうにかこうにか見える。一等車のボディーは、誇らしげに帯をまとっていた。汽笛が聞こえると、まちゃつはそれを見たさに敷居に立つ。祖母はかばってくれたが、祖父には敷居が傷むとよく叱られた。「阿房列車」の中で、夏目漱石の門下、内田百間(本当の漢字は、門構えに月)は、戦後復活した特急「つばめ」「はと」の一等車に乗車したいがために借金に駆けずり回り目的を達する。二等運賃は、三等の3倍。一等運賃は、二等の2倍。一等の特急料金は、何と三等の3倍である。百間先生くらいの気概を持った大人が、国民の100人に1人でもいれば食堂車も営業を続けられるのに、残念ながら新幹線からも食堂車が消えるという頃の話。東京からの帰り、まちゃつは妻子と共に食堂車に行くことにした。発車と同時に歩いていき、入口で待つ。さすがに誰も来てはいない。営業は、新横浜からと言われたが、立ったまま待つ。新横浜を出る頃に10人並んだが、一番乗り。入口近くの席に案内される。一番上等のお膳とビールを注文し窓外に目をやる。二階車両からは特に眺めが良い。熱海辺りで頃料理が運ばれてきた。量が多いとは思わなかったが、子どもが小さいからか名古屋に着いても食事は終わらない。自分の座席に戻った頃には、米原を過ぎていた。指定席に1時間も座らないうちに新大阪着。新幹線は速い。(自由席でもよかったかなぁ)などとケチなことを考えるようでは、今日のテーマと矛盾するでーっ、まちゃつ。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『サツが赴にーん(サツガフニーン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:会社名+車名。