まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

特急「白鳥」・食堂車

軌間1067mmの在来線に車体幅2800mmの列車を最高速度130km/hで走らせた旧国鉄技術陣は、本当に凄い。因みにフランス国鉄ご自慢のTGVは、軌間1435mmに対し車体幅2900mm。新幹線なら、TGVと同じ標準軌道1435mmで、車体幅は3400mmもある。それを同じ速度で走らせている。軽自動車のトレッド(左右の車輪間の長さ)でも1310mmあるのに、在来線の軌間は、それに比べ240mmも狭い。高低差が激しく、カーブの多い国土で多数の人を運ばねばならない宿命を負っての車両開発。地震に台風、ギネスに載る程の豪雪地帯もある。ヨーロッパみたいに、平原を高速で突っ走ればいいというものではない。技術陣だけでなく、製造した会社にも頭が下がる。まちゃつは、心の中で一礼して485系に乗車。複々線区間では、快速に追い越される。こちらは長距離ランナーなんだから、ゆったり走ればよい。ところで、食堂車に移ろう。メニューで最高金額は、ビーフシチュー2900円。32年前である。高いけれど、ビールと共に注文。大きなサイコロ状の肉が5つ。貧乏人が無理してオーダーしたのには訳がある。当時、食堂車は次々に廃止に追い込まれていた。客が安いものばかり注文するからだ。売り上げが1回の運行に必要な従業員6〜7名の人件費に達しない。ビールにピーナツ、コーヒーだけなどの注文が食堂車を殺そうとしていたのだ。結局、食堂車を残したいまちゃつの願いも空しく、新幹線からも食堂車は姿を消すことになる。130km/hで流れるパノラマとともにアルコールも頂ける。自動車で味わうことは、決して出来ないのに。同じ車両に乗り合わせた乗客をチェック。福井で最初に客が降り、金沢でどどっと降車したが、乗車する客もいる。大阪からの客は富山でほとんど降りてしまい、僅かに残った人達も新潟でさようなら。青森まで乗り通した客は、まちゃつ1人であった。



それでは、本日のシャッフルクイズ。


『リリー、まんず風呂だ(リリーマンズフロダ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:大リーグ球団名。