まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

長保寺

雨上がりで足下の悪い中をゆっくり歩いた。いやはや、広大で起伏に富む墓地である。一つ一つの墓が立派というか、将軍でもこんな巨大な墓地には葬られていない。一種の古墳と理解した方がよい。アップダウンが激しい。墓が大きいだけでなく、隣の墓までの距離が長い。本堂の裏山全体が墓所であり、初代藩主頼宣(よりのぶ)、2代藩主光貞(みつさだ)、3代藩主綱教(つなのり)から14代藩主茂承(もちつぐ)まで紀州徳川家歴代藩主の墓地となっている。先ほどまでの雨で誰もいないのが最高。墓がないのは、5代藩主吉宗(8代将軍)と13代藩主家茂(14代将軍)の2人で、それぞれ寛永寺増上寺にお墓がある。15,000坪。斜面のせいか実際にはもっと広く感じる。一説に依れば、万一和歌山城が落城に及んだ場合の陣地として利用することを考え、この地が墓所に選ばれたという。寺の仮面をかぶった城郭といったところだ。寺の入り口からは全く見えないが、至る所に石垣がある。寺名の由来は、一条天皇の勅願により長保2年(西暦1000年)に創建されたことに因る。皇后は定子、中宮藤原氏の送り込んだ第2皇后)は彰子。定子の家庭教師が清少納言。彰子の家庭教師が紫式部。一緒にいると、火花が散ったことだろう。周りは大変だったか。長保寺へは、大阪方面からだと、阪和道海南インター下車。国道42号を有田方面に南下15分。看板が見えたら、左折し1キロ。駐車場無料。本堂、多宝塔、大門は国宝に指定されている。一見の価値有り。



それでは、本日のシャッフルクイズ。
ヒント:毒餃子


『ミス、褒めたど(ミスホメタド)』


今度会ったら、答えを言ってね。