警察のスピード違反取り締まりの話ではない。４／１４（火）の日記「命拾い」の少し前のことだ。金属ケージの罠に家ねずみが入っている。「とうとう捕まえた」と母。グレーと茶色が混じったふさふさした毛の動きが止まると、手先をなめるような仕草をする。「飼うの？」と聞いた。「退治するために苦労して捕まえたのだ」とんでもないという表情。逃がすように頼んでみたが、効果はない。逆に「悪いことをするし、病気の原因となるものをまき散らすから、駄目」と説得され、離れた場所に行くように命じられた。まちゃつはこっそり見た。母はそっぽを向き、暗渠が一部露頭した部分にケージごと沈めた。ちょっと経ってから近づく。ケージの中でつぶらな瞳は閉じられ、ふさふさの毛がべっとり体に張りついている姿が目に焼きついた。（水中で呼吸ができなくなると、死ぬのだ。こんな姿で）昭和３２年、西日本水害時の全身の震えは、こんな所に遠因があったのかもしれないと今なら思う。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
ヒント：本年のアカデミー賞、外国語映画賞受賞。
『ビクトリオ』
今度会ったら、答えを言ってね。
