まちゃつの徒然日記

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閑谷学校

和気神社から6,7km東に閑谷学校がある。講堂は美しい曲線を描く赤褐色の瓦葺き屋根。備前焼だ。国宝に指定されているのもうなずける。江戸時代の教育機関には、藩士の子弟が学ぶ藩校、庶民の子も入学できる郷学校、それに寺子屋がある。閑谷学校は、藩主池田光政和気郡巡視の際、木谷村の静かな環境が気に入り庶民のための学校をつくるよう命じ、1668年手習い所として発足。1670年から本格的な工事に入り閑谷学校と改称。郷学校であったため、封建制度の中にあって藩士の子、庶民の子、他領の子弟が混在して勉学に励んだという。城下につくられた藩校は、全国で一番早く1641年の創立。何と徳川綱吉が湯島に聖堂(後に昌平坂学問所東京大学)をつくる49年前! 光政公は、池田家が国替えになっても学校が存続できるように、藩の財政と切り離し学校領を設け、学田・学林を運営させた。池田家は移封とはならなかったが、名君と呼ぶべきであろう。因みに荒木又右衛門、「鍵屋の辻の決闘」に登場する藩主池田忠雄は、彼の叔父にあたる。



それでは、本日のシャッフルクイズ。
ヒント:端午の節句


『干物どこ?(ヒモノドコ)』


今度会ったら、答えを言ってね。