体が疲れると、しょっちゅう言い間違いをするようになった。仕事が終了し、「お疲れ様でした。お休みなさい」と言うべきところを「お疲れなさーい」という具合に。最初と最後だけしか声に出ていない。「オッス」も「お早うございます」が短くなった表現なのだからと、諦めるしかないのか。
ところで、日本で唯一のquality paper を標榜するA新聞。主張の善し悪しは別にして、さすがに他紙に比べ言葉遣いやデータの間違いは少ない。あっても自ら訂正することが多い。それでも、おかしな表現がデスクの目を通り抜け、活字となってしまうことは勿論ある。忙しくない時には、こういった記事をノートに糊づけし収集している、まちゃつである。タイトルは「新聞記事の面白さ」、お金のかからない趣味やでー。
「正解は石炭、中一生ミス発見。撫順（フーシュン）は鉄鋼石の産地。教科書通りの答えがペケ」と題するＡ紙（平成４年６月２６日）の記事。中国の鉱産資源を説明する社会科教科書に誤りを見つけた中学生を紹介。ところが、間違いを指摘する記事の中で高級紙自らが間違いをしでかしていて、「素晴らしい」コレクションになっている。製鉄原料となるのは「鉄鉱（石）」で、鉄鉱石から製造された銑鉄が「鉄鋼」なのだ。然るに、記事では二つが混同され、「鉄鉱石」と書くべきなのに「鉄鋼石」と書いている。教科書会社だけを責められんターイ。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
ヒント：都道府県名。
『芯、生焼け（シンナマヤケ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
