仕事に出かける前に必ず掃除機をかける。疲れて帰宅すると、掃除する元気も出ないから。リビングに取りかかろうとしていると、チャイムが鳴った。宅急便だ。心当たりはない。（一体誰からだべぇ？）と思いながら、玄関に出る。何と、Ｎッカウィスキーからのプレゼントの品である。
まちゃつ＆やすこっさんの結婚２５周年が近づいた頃、たまたま、Ｎッカウィスキーが抽選でお酒が当たるキャンペーンをやっていた。３５年愛飲しているが、どうせ当たらないのに決まっているのだから、一番上等のシングルカスク原酒２５年物（全国で２０名に当選）に応募しようと考え、ハガキを投函したのを思い出した。（マジで当たったの！？銀婚式に２５年物を飲むぞーっ！)それからは、結婚記念日が近づくのを指折り数えて待った。当日の夕食を迎え栓を開ける。上物は、カスク（樽）から出したそのままなので、通常のウィスキーより度数が高い。５４゜だ。フルーツを思わせる香り。ブランデーに近づこうかというまろやかさ。大麦を２度蒸留し樽に詰め２５年も寝かせると、中身は自然蒸発により激減。「命の水」作りは途方もない歳月を要するだけでなく、樽の中身も時間に反比例して少なくなる。故に、寝かせれば寝かせるほど値段も高くなる。一体、価格は如何ほどなのか。５０年物もあるから、製品によっては、自分で樽に仕込んだのにその出荷を見られない従業員も多いと聞く。
「鳥井さん、鳥井さん…」と繰り返すと、Ｓトリー。Ｎッカの名称は、大日本果汁の略称「日果」に由来する。Ｓトリーの初代工場長は、竹鶴政孝。１０年後退社。自分の理想とする北海道・余市に蒸留所を建設。製品が出荷可能な１０年超の期間、従業員に給料を払い続けるためリンゴジュースを作ったという。酒造メーカーなのに「果汁」がつく所以である。
本日のシャッフルクイズいきまーす。
ヒント：テレビ番組名です。
『生けるみかんエッチやね（イケルミカンエッチヤネ）』
今度会ったら答えを言ってね。
