アメリカ北東部、カナダとの国境にMaine（メイン）州がある。州の名前はmain（主要な）と関係があり、New England の主要な地域であったことに由来する。州面積の９０％が森林。功成り名遂げた引退者が静かに余生を送る場所だ。全米の金持ちが避暑用に所有する大きな別荘が海岸沿いに林立しているとも聞く。ブッシュ前大統領の別荘もここにある。この州の特産物が本日の話題American lobster（伊勢エビ：海ザリガニ）だ。
米国在住の従兄が、生きている American lobster を大量に送ってきたことがある。おがくずと一緒に段ボール箱に入れられており、盛んに動いている。日本の伊勢エビと違って巨大なハサミを持っている。アメリカザリガニとは同じものではないが、それを巨大にしたイメージで捉えれば当たらずとも遠からずと言うところか。はさまれると危険なのだろう、ハサミを丈夫なゴムバンドで留めてある。まちゃつはカニは好きだが、エビはそれほどでもない。大きい上に、ハサミの中まで肉が詰まっており、１匹食べ終わらないうちに食傷。気の毒だったのは妻で、大きな鍋に湯を沸かし lobster を茹でるのだが、エビも熱いのだろう。ふたを押さえていても、中で暴れている。「可哀想、可哀想」を連発していた。食べ物には、ちょうどいい大きさ、おいしい大きさというものがあるような気がする。
それでは、本日のシャッフルクイズいきまーす。
ヒント：中大兄皇子。
『進化、痛いのか（シンカイタイノカ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
