まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

アメリカの良心

世界恐慌のさなか,偏見と差別の嵐が吹き荒れるアメリカ南部が舞台。黒人農場労働者のトムが、無実の婦女暴行罪で起訴される。弁護人に指名されたのは、Gregory Peck(グレゴリー・ペック)演ずるアティカス・フィンチ弁護士。妻を亡くしている彼は、家政婦を雇い、女の子(スカウト)と男の子(ジェム)を育てている。
まちゃつが感動した3つのシーン。1つ目は、白人の村人の大半が有罪だと信じ込んでいる黒人を父親が弁護しているため、学校で父親が“nigger lover”(黒人ひいき)と罵られているのを知ったスカウトがしょげて帰ってくる場面。「アティカスは、正しいことをしているんだから、スカウトも堂々としていればいいんだよ」と諭す。娘が父親を“Daddy!”と呼ばずに、“Atticus!”と呼ぶのも新鮮。
2つ目は、リンチにかけようと押し寄せてくる村人達からアティカスが1人でトムを守るシーン。3つ目は、法廷でトムの無実を論理的に明らかにするアティカスの弁論。ハッピーエンドで終わる映画ではないが、「アメリカの良心」の権化、グレゴリー・ペックの理知的で正義感にあふれる演技は素晴らしい。2003年にアメリカ映画協会から、米国映画史上ナンバーワン・ヒーローに選出された。


それでは、本日のシャッフルクイズいきまーす。
ヒント:弱者に注ぐ温かいまなざしを持つ俳人



『こいつ差し歯や(コイツサシバヤ)』


今度会ったら、答えを言ってね。