まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

ジム・ラヴェル

夜間離発着訓練のため、航空母艦から次々に戦闘機が離陸していく。朝鮮戦争中の日本海。戦闘訓練だから、母艦は風上に向かって全速力で航行、照明は施されない。ビーコン(母艦から出す無線標識)を頼りに計器飛行で着艦を試みる訓練だ。全機が舞い上がるのを上空で待って、順に着陸体勢に入る予定だった。ところが、離陸したばかりの1機が行方不明。大騒ぎになったが、不明の1機以外は無事母艦に戻る。
行方不明の戦闘機を操縦していたのは、本日の主人公James Arthur Lovell(ジェイムズ・アーサー・ラヴェル)。彼は、操縦席に20ワットのフレキシブル・ライトを取り付けていた。軍規に反していたが、手元で地図を見るのに便利だったからである。そのライトが母艦を離れるとすぐにショート。電気系統がやられ、コックピット内は真っ暗に。高度、方位、速度は分からず、無線も使えない。僚機の姿も見えない。この状況で、あなたがパイロットならどうする? ラヴェルは絶体絶命のピンチにもかかわらず、愛機で航空母艦に帰ってくるのに成功する。多少無様ではあったが…。どうやって帰ってきたかって? 今度会ったときに、まちゃつに聞いてね。
ところで、NASAアポロ計画で唯一、月面着陸を成し遂げられなかった13号。その船長がジム・ラヴェル。地球から3日、あと4万kmの所で機械船の酸素タンクが破裂。乗組員の生存に欠かせないだけでなく、発電用の燃料電池にも必須の酸素が無くなってしまう。でも、乗組員は地球に帰還するんだなぁ。NASA始まって以来の「栄光ある失敗」をドキュメンタリーふうに描くのが、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演、『アポロ13』。感動作。本日のお勧め映画である。


それでは、恒例のシャッフルクイズいきまーす。
ヒント:イカやタコです。


『武運、つたないど(ブウンツタナイド)』


今度、会ったとき答えを言ってね。