「いよいよ春ですよーっ」と叫びたくなるような上天気。千年以上前の平安時代にも、今日みたいな穏やかな日があっただろうと想像される和歌。
袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ<紀貫之>
(暑い夏の日に、袖がぬれるようにして手にすくった水が、冬の寒さで凍っていたのを、立春の今日の風が、いまごろとかしているのだろうか)
通勤途中で通り過ぎるマンションの緑地帯で、猫が日向ぼっこをしていることがある。今日は、目立ちにくい草むらの中で一匹が目を細めていた。雨が終日降り続く日もあるから、猫にも安息日だったことだろう。そこで一句。
光満ち
春立つ風の
ここちよさ
英語バージョンも作ったターイ。
a lovely warm breeze
the air is filled with light
on first day of spring
それでは、いつものシャッフルクイズいきまーす。ヒント:ことわざ慣用句。近いよ。
『亡き殿は鮫(ナキトノハサメ)』
今度会ったら答えを言ってね。