人口は、３２２８人（１５４１世帯：２０１１年の調査）。人口密度５．４人。因みに、面積が近い淡路島は、１平方キロ当たり２４１．６人。アイラ島の過疎ぶりは、オーストラリア（２．８人）並みである。はっきりした記録では、１８３１年の１万４９９２人がピーク。以後は、減少の一途。１８６年を経て、約１万２千人減少し、１／５の規模となってしまった。前回の２００１年調査と比べても、７パーセントの減少。近年の長期減少傾向に歯止めがかからないのは、雇用機会を求めて若年層が島外に流出するのが主因。人口減なのに、不動産価格は高止まり。住居の入手が困難になっていることも、流出を助長しているという。地元自治体も対策に乗り出し、ポート・シャーロット、ポート・エリン、ボウモアの３地区に借家を用意しているのだが…。近年のような漸減ではなく、過去には人口が激減した時期もある。封建領主が貧農を立ち退かせ、半ば強制的に新大陸（カナダ、合衆国）へ移住させたのがその理由。１８世紀から１９世紀にかけてのこと。前近代的な農耕よりも牧羊の方が利益を上げられる点に領主が目を付けたからだという。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『地誌知らず（チシシラズ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：五目寿司。
