薄くて小さいことは良いのだが、仇になることもある。オイル交換にディーラーを訪れた際のこと。作業が終わり、支払いを済ませ、店舗出入り口に止められたKBへと戻る。エンジンは始動済み。早速エアコンの効いた車内に乗り込み、ベルトを締める。ドアを閉じると、セールスが誘導開始。歩道を越えて大通りに出る。滑らかなエンジン音に浸りながら帰宅。と、ここまでは順調。タワー・パーキング前に停車。操作盤キーを取り出した瞬間にはっと気付いた。カードキーを受け取っていない！ 速度計下にあるカード・スロットを確認するが、指し込まれてはいない。隊長がスペアキーを持っているのだが、生憎４キロ先で買い物中。同乗してはいない。キー無しでエンストでも起こせば、再始動は不能。イモビライザーが警報を発する可能性もある。大音声に呼ばわれば、近所迷惑もいいところである。ルンルン気分が吹き飛び、パニック一歩手前となった！
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『秘境駅（ヒキョウエキ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：共有部分の維持費。
