まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

岬の分教場(5)

わき道にそれた。話を分教場に戻す。1年生・2年生の複式学級へと足を運ぶ。2人用机6台と椅子12脚に続き、オルガン、教卓、鐘などが目に入る。体格に合わせて作られたのだろう。何れの机も押しつぶされたように小さい。2人用で思い出すのは、一方の動きがすぐさま隣に伝わることによる居心地の悪さ。木製故、剛性が不足。貧乏揺すりが始まれば最悪。書き損じを直すだけでも影響を受けた。プラスチック消しゴムが世に出る前は、天然ゴムが主成分。性能が格段に劣る分、どうしても熱心にノートを擦ることになる。振動が隣の文字を確実に歪ませてしまう所以。必然的に相方も消しゴムを使う事態に陥る。書き損じが連続する悪循環は、子どもの注意散漫を呼ぶ。今なら、ストレスに耐えられずに爆発するしかないか。団塊の世代は、3人用も経験している。我慢強かったというべきだろう。窓辺に寄ると、ガラス枠が木製。波打つ表面に戦後の貧しい頃を思い出した。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『噴火うんざり(フンカウンザリ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:武田信玄