余部までの「足」は、KB。絶景を味わう鉄道の旅ではないが、R１７８も悪くない。車内が遥かに静か。満足すべきだろう。余部道路終点に到達すると、１キロほど北に白っぽいコンクリート橋が出現。道の駅、慰霊の観音像、展望施設「空の駅」（解体を免れた旧橋梁西側の３橋脚）の３施設が、新橋梁の真下に同居。居合わせた客は、１０名ほど。閑散としている。頭上４０メートルを見上げる。ほぼ１世紀、風雪に耐え続けた朱色のトレッスル橋（高圧送電塔を連ね、その上に橋桁を載せたような構造）には風格がある。「やくも」、「あさしお」、「まつかぜ」などの特急や急行列車が行き来した往時が偲ばれる。寝台特急「出雲」が姿を消してからでも１０年が経過。滅びゆくものは、美しい。因みに、レールファンで知られるイシバちゃん。初当選後、上りの「出雲」車内で財布が「消える」被害に遭っている。しかも二度。ちょっと離席した隙にフックに掛けたままの背広が狙われた(T_T)。事件にはしなかったという。
申酉に洲本を望む松の明け
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『中核の利を浪費（チュウカクノリヲロウヒ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：他人のために敢えて危険なことをする。
