中村仁一著。幻冬舎新書。医療機関で息を引き取る割合が8割を超える日本。スウェーデンの4割と比べると、極端に割合が高い。「自然死」を推奨し、終末期医療の在り方に一石を投じる書。結構尽くめにも聞こえる「自然死」だが、プラス面ばかりではない。最期を看取る家族の負担が並大抵ではない。
「『できる限りの手を尽くす』は、『できる限り苦しめる』」
同感。若い患者は別として、寿命が尽きようとしている老人に鼻チューブ装着などは、一種の拷問だろう。
「死ぬのは『がん』に限る。ただし、治療はせずに」
痛みがないのなら、賛成。「旅立ち」まで意識がはっきりしていることが多いから、身辺整理もお別れもきちんと済ませられる。
「宿題」を解くまで百年重力波
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『人斬りし(ヒトキリシ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:暫くの間。