「見えている歯石を除去するだけなら簡単」
（それで充分やねんけど…）
「でも、歯周病の根本的な解決にはなりません。バス法とスクラビング法とでブラッシング。血が出ると止めてしまう人がいますが、止めてはいけません。続けていく内に歯茎の腫れが収まります。腫れが引けば、隠れている歯石の除去まで可能になります」
２日で終了していた、従来の歯石取り。腫れた歯茎の中まで除去。処置毎に口中血だらけ。なるほど、説明には一理ある。「志の輔」に診てもらってからは、治療で出血したことは一度もない。ブラッシングにかける時間や頻度、効果が出るまでの期間を尋ねたが、一概には答えられない、とのこと。個人差が大きいからか？ 要するに、時間がかかるというのである。正論だろう。が、時間長者のリタイア組ばかりが来院する訳ではない。現役世代は仕事にも時間にも追われている。可哀想だが、正しい治療方針も「商売繁盛」とは逆方向を向いている。
「きれいなベロだ」
「歳の割にしっかりした歯だ」
「骨もしっかりしているし、このままで（８０歳まで？）いけますよ」
３度の「きれいな歯だ」を含めて「志の輔」から６回お褒めのことばを頂き、通院が続く。
１０兆の「赤」でも食欲さえ落ちず
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『煮えたが変や。掏摸に頼むか？（ニエタガヘンヤスリニタノムカ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：時間が過ぎるばかり。
