まちゃつの徒然日記

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鳥は(3)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』四十一段。
「さて、なにはさておいてもスターは鶯(うぐいす)…。古来から愛でいつくしまれ、詩文などにもしばしば登場した。声はもちろん、姿格好も気高く美しく、まことに結構な鳥なのに、ただ1つの欠点は内裏に飛んでこない点である。前々から宮廷に仕える人にそう聞かされながらも、私は、『まさか』と信じなかった。でも、それは確かなことで、ここ十年ほど中宮のおそばに近侍しているけれども、私もまったくといってよいほど鶯の声を耳にしない。禁中には彼らの好む竹薮や紅梅が多く、棲むには快適なはずなのに、なぜだろう。宿さがりしてみると、貧しげな民家の、枝ぶりのよくない梅の木などに無雑作にとまって、うるさいほど鳴きたてているのに…。ふしぎなことだ。(略)」
鳴き声がしても、鶯は姿を現さないことが多い。真夏の白山スーパー林道。パーキング・ロットすぐ側で歓迎してくれているのが分かるのだが、姿は見えない。警戒心が強いから、という。


   決められぬスマッシュ目立つ自滅かな


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『里久、ぼけずに家請様に行くで(リクボケズニヤウケサマニクデ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ある人が憎くなると、それに関係するものまで…。