広さを優先し、和室（５０平方メートル）を予約。入口は引き戸。カードキーで客室に入ると、おっとりとオートロックがかかる。カードキーを入れるポケットが、空調スイッチを兼ねる。ゆったりした玄関。自宅とは大違い。少なくとも四畳半はある。３人が同時に靴を脱いでも窮屈には感じられない。バリアフリーを意識してか、框は超薄め。靴を脱いで上がり、襖を開けると、六畳と床付き八畳の二間が現れ、掛け軸の文字が気になり始める。行書故、分かるのは「徳如海寿○山」のみ。不明の５文字目を当てずっぽうで「以」とし、「徳海の如く、山を以て寿ぐ」と読んでいたら、「『以』ではなく『似』。徳如海寿似山であり、『徳は海の如く、寿は山に似たり』」と横から一声。長寿を祝うことばらしい。さすが大先生。いや、スマホ様々か。この外に、クローゼットと廊下、風呂などの水回りのスペースが十畳ほどある。明かり障子を開けると、窓外は関門海峡。関門橋や観覧車を背景に行き交う船を眺めるも悪くない。エアコンではなく、クーラーなのがイマイチだが…。
「公務無し」続けた過去は棚に上げ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『資料が続く（シリョウガツヅク）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：白川郷。
