まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

永友百二

稲作に頼らない農業を都農で目指した先駆者。現在は隆盛を極めている「尾鈴ブドウ」を育成した人物でもある。昭和初期、弱冠18歳で梨の栽培に取り組む。周囲から
「田んぼん木を植ゆる馬鹿がおるげな」
と陰口をたたかれるが、ひるまない。「げな」は伝聞や推定の意。ヒムカに暮らした隊長に伺うと、「はっきりとした根拠を示さずに使う」とのこと。努力が実り、東京農大主催の品評会で二度にわたり一等を獲得する成果を上げるに至る。戦後はブドウ栽培に手を広げ、1953(昭和28)年に巨峰の植え付けに挑んでいる。宮崎県では初の試みだったらしい。5年後には高値を呼び、注文が殺到。だが、なにわの2倍を超える多雨地。ブドウの栽培に向く気候とは言い難い。病虫害や塩害、収穫期に来襲する台風に悩まされる。取り組んだのが、品種改良。都農の風土に適した品種「尾鈴」と「日向」の育成に成功。因みに、「尾鈴」は都農町西端に位置する山の名。標高は1405メートルで、町のシンボル的存在。昭和60年代には、300軒を超えるブドウ農家が年間2千トンを出荷するまでに成長を遂げる。百二の蒔いた「種」が、半世紀後に見事「開花」した格好である。


   ひき逃げを放置するほどポリス減り


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『我が歌に固持(ワガウタニコジ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:将棋連盟会長。