杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十八段。
「明け方に、女のもとから帰ってゆこうとする男が、昨夜、寝所に置いたはずの扇や懐紙がないと言いだして、暗い中を手さぐりでそこらじゅうたたきまわり、『おかしい、おかしい』としきりにつぶやいたあげく、やっと見つけ出して紙をガサガサふところに押し込む。扇を広げ、これもパタパタ音をたててあおぎながら別れのあいさつなどを述べるのは、『憎い』などという通りいっぺんの表現では言いあらわせない。なんともかわいげのない仕打ちではあるまいか」
余情を台無しにされ、怒り心頭の少納言。おっちょこちょいで、記憶力のよくない相手を選んだ己への反省があらへんでーッ!
二枚とも
閻魔に抜かれる
○シ○かな
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『愉悦し、値切る(ユエツシネギル)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:元気。