窓枠の汚れが気になり始めた。最初の大規模修繕工事を迎える頃のこと。ゴムの黒ずみが特に見苦しい。積もった埃をいい加減に拭ってきた報いで、汚れがこびり付いている。工事に入ると、防水シートを張り替える。ベランダの床を剥がすとなれば、作業員が何度も出入り。嫌でも目についてしまう。その前にきれいにするか、となった。洗濯用洗剤と古い歯ブラシを用意。悪戦苦闘し、徐々に元の色を取り戻す。ついでにレール間の溝掃除にも挑戦。が、柄が太すぎ。奥まで届かない。隊長に救援を依頼。使い古しの中から取り出されたのは、華奢な女性用。毛先は全く傷んでいない。廃棄候補になった理由は不明。口中には入れられない事情が何かあるのだろう。アタックをお湯に溶かしてこいつで擦ると、面白いように汚れが取れる。ベランダにある１１面が、あっという間に終了。作業時間が短くて済んだのは、柄の幅がゴム面にもレールのすき間にもピッタリ合致したことによる。普段は何気なく使っている洗面台の歯ブラシ。背面から眺めると、毛先が広がりかけている。早速、新しいのと交換。もちろん、汚れの落ち具合の差を実感したからである。
「割らぬ」言う
舌の根乾かぬ
うちに割れ
名残惜し（？）
「ボク」の引退
まで僅か
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『聖子辞めた（セイコヤメタ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：アケボノスギ。
