まちゃつの徒然日記

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大阪近傍図(12)

明治31(1898)年、陸地測量部が編纂した2万分の1地形図の続き。
南西の外れに山阪神社を祀る南田辺村。神社の位置は裏鬼門に当たる。集落の守り神の役を担っていたのかもしれない。今は住宅密集地になっているが、当時は東側と南側が水田、北側と西側が畑に利用されている。畑地となった部分は、断層崖上に位置。水利に恵まれなかった可能性が高い。現在、神社から南に100メートルほどのところに小さな祠がある。祀られているのは法界地蔵。江戸時代には松原新田(現在の山坂三丁目〜五丁目辺り)との村境を示すものだったらしい。神社から東西方向と南北方向とに細道が描かれている。集落に入り東へ行けば、平野郷。西へ進めば、猿山新田から寺岡村。北に向かえば、桃ヶ池の東側を経由して天王寺停車場。南東なら鷹合村、南西なら我孫子村に至る。当時の西ルートは、現在も一部が使用されている。山阪神社南側を東西に結ぶ道がそれ。山坂公園西端に「歴史の道」と記した区設の案内板がある。阪和線を潜れば、シャープ本社と長池小学校との間(車は東向きの一方通行)の細道に続く。南港通りで一旦途切れるかに見えるが、道野ビル南側の路地に繋がっている。あびこ筋西側にある三井住友銀行辺りまでははっきりしているが、更に先の南南西へのルートは区画整理により不明。たまに歩くことがあるが、畦道を思わせる微妙な曲線に味わいがある。
Happy birthday,NHさん。


   「みおつくし」人なら○シ○刑法の
   二0二条でムショ送りぞな


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『協同模型(キョウドウモケイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:軽はずみでむこうみずな行動。