まちゃつの徒然日記

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冬は

「冬はいみじくさむき。夏は世にしらずあつき」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』百十八段。
「冬は、ひどく寒いのがよく、夏は、前代未聞と言いたいほど暑いほうがよい」
暑さ寒さが中途半端で冷夏や暖冬となれば、夏物も冬物も売れ行きが悪くなりがち。現代なら、景気の動向にはマイナスに働く。千年後の経済評論家みたいなことを宣う少納言。下々とは異なる境遇だからこそ言えたコメントだろう。粗末な住居で暮らしていれば、夏はともかく穏やかな冬を願わずにはいられない。寒さが厳しくなれば、一大事。あばら屋に暮らす庶民にとっては、死に直結する。「冬はいみじくさむき」などと、呑気に構えているなどできなかったはずである。
Happy birthday,FMさん。


   気をつけろ治験すらない「とこう草」
   副作用出りゃ七転八倒


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『長き寝具か(ナガキシングカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:石川啄木