まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

峰は

「ゆづるはの峰。阿弥陀の峰。いやたかの峰」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』十二段。
「峰で、趣ふかいのは、摂津のゆづるはの峰、山城の国にあるあみだの峰、また、近江にそびえるいやたかの峰」
「ゆづるはの峰」は、淡路島南東部の諭鶴羽山(607メートル)だろう。東山の「阿弥陀ヶ峰」(196メートル)と言えば、秀吉の墓所。高さ10メートルの立派な五輪塔が建つ。随分昔の人物というイメージだが、ポテチンしたのは1598年。まだ4世紀ちょっとしか経過していない。『枕草子』が成立したのは、西暦1000年頃。秀吉から更に6世紀遡った頃も、野辺送りの場所だったと言われている。「いやたかの峰」で思い浮かぶのは、伊吹山(1377メートル)。3ヵ所とも標高が異なる上に、眺めた地点も不明。「阿弥陀ヶ峰」について言えば、清水寺本堂のある北側から眺めると、稜線は左右対称で破れ饅頭に形が似る。が、国立博物館のある西側から眺めると、左右非対称で「へ」の字となってしまう。どこに趣を感じたのか、具体的に言及していないのが惜しまれる(T_T)。


   格別に
   旨い「耳」かな
   H仕込み


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『行くで、海鮮(イクデカイセン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:先祖返り。