住友病院の辺りに藩邸を構えていたのは、柳川１０万石及び高松１２万石。高松、久留米両藩の敷地は頭抜けて広い。広島、鳥取、福岡といった藩邸も、先に挙げた館林藩よりは規模が大きい。ところで、話は熊本藩の参勤交代に移る。新幹線も高速道路も現在は、熊本市をほぼ南北に縦断している。が、江戸出府の際に大名行列がたどったのは、この北上ルートではない。意外にも４泊かけて東に進み、阿蘇を横断（豊後街道）した。豊後にはそのための飛び地まで確保してあったらしい。鶴崎から御座船、波奈之丸に乗船。瀬戸内海を経て大阪藩邸入り。その後、東海道を下向したという。へんてこりんに思えるが、これが当時の最短コース。細川家のお殿様が宿泊した大阪藩邸跡には現在、リーガロイヤルホテルが建つ。１８代当主が、なお存命中。というか、「純ちゃん」に担がれ、昨年２月の都知事選に立候補。一国の総理まで務めながら、あえなく落選。ご先祖様の目には、どう映っていることやら。
三人で分けてもひとり四千万
アベノミクスで円安実感
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『要一も陸前（ヨウイチモリクゼン）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：ひと目で分かる。
