駒川「川源」まで散歩した帰途のこと。銭湯近くまで戻ると、不意に子らの歓声が上がった。普段なら躊躇なくパスするところだが、珍しく足が向く。未踏破の路地から聞こえてくる上に、帰宅ルートからも外れないからである。にぎやかな声が最大となったのは、住宅街の一角を占めるミニ開発の前。歩きながらチラ見。発生源は、小学校低学年と幼稚園児のグループ１０人くらいに母親が３人。コの字型に６軒がひしめく短い進入路でボール遊びに興じている。学校からのそれには及ばないが、相当な声量。夜勤に備えて寝ている御仁がいれば「騒音」だろう。家族が寝静まった深夜に小説を書き、昼間は寝ていた某作家を想起。
「こんな所に住めば、『書く仕事』は無理やなァ」と隊長に話題を振ると、
「どんな秘密？」と返ってきた。
「・・・」
何の因果か、血の巡りが悪い。ややあってようやく同音の「隠し事」と誤解されたことに気付いた。「かくしごと」をワープロで打つと、「隠し子と」も変換例に挙がる。英語に比べ、同音・同訓の異義語の多さを改めて実感した次第である。
根拠無き記事と気付いて謝罪無し
部数減らして慌てふためき
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『理恵の町の風邪（リエノマチノカゼ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：物事のはかなく不安定なこと。
