「檳榔毛はのどやかにやりたる。急ぎたるは輕々しく見ゆ。網代(あじろ)は走らせたる」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』三十二段。
「車についていえば、屋形の屋根を檳榔樹の皮で葺(ふ)いた高級車は、なるべくゆったりとうたせてゆき、竹編みの網代で囲った簡便な車は、できるだけ軽やかに走らせるのが望ましい」
『広辞苑』の「檳榔毛の車」には、「牛車の一。ビロウの垂葉を細かく裂いて白く晒したもので車箱を貼りおおったもの。上皇・親王・大臣以下、四位・女官・高僧の乗用」とある。今なら、皇族用の乗用車に相当するか。MINIがキビキビと動き回るのは好ましい。高速をすっ飛ばすRolls-RoyceやBentleyは、興ざめというところだろう。
招かれて「行儀」の悪さを露呈して
リムパックで浮くC国海軍
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ハワイ、よく行くセ氏(ハワイヨクイクセシ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:小さな恒星の最終段階。