箸

『刑事コロンボ』の第１０作「黒のエチュード」には、コロンボがピアノを演奏するシーンがある。犯人は、交響楽団の指揮者。事情聴取しようと訪れたコロンボだが、舞台のピアノについ触ってしまう。好奇心は旺盛でも音楽的才能には恵まれていないから、モーツァルトやショパンを弾いたりはできない。演奏するのは、米国の伝統的な曲“Chopsticks”。たどたどしいものの、両手の人差し指だけを使い楽しそうに演奏する。指２本で演奏できるため、『箸』にたとえたのが曲名の由来だという。ところで、話は稀代のイケメンおじさんに移る。Nスプレッソに続き、Kリン・グリーンラベルのCMに出演しているのは、ジョージ・クルーニー。屋根を「緑」に塗りかえていると、現れるのが小鳥。手招きに応じ肩に止まるシーンが、小鳥好きには堪らない。出演料が高かっただろうが、嵐がやった「ヨガる」よりよほどマシ。最新作は、投じたポップコーンを小鳥に持ち去られるヴァージョンに変わっている。中年になったが、相変わらず魅力的。どこかで聴いた曲だとは思っていたが、随分経過してから“Chopsticks”やッ、と再認識した次第である。

　　　「二万パー」
　　　出ぬはずだったネ
　　　知事市長

それでは、本日のシャッフルクイズ。

『なまこ、痛いの（ナマコイタイノ）』

今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：逃げ場のない境遇。