まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「職業としての政治屋と役人」

勝海舟の『氷川清話』から。
「…ご一新の際には、武士がみな家禄を持っていたから、遊んでいても十分食えたのだ。もっとも脱藩の浪士などの間には、不平家も少しはあったが、たいていな人はいわゆる恒(つね)の産(さん)があったから、そんなに騒がなくてもよかったのだ。…ところが今の政党員は、多くは無職業の徒だから、役人にでもならなければ食えないのさ。だからそれは猟官もやるがよいが、しかし中には何の抱負もないくせに、つまり財政なり外交なり自分の主張を実行するために就官を望むのではなくって、何でもいいから月給にありつけさえすればよいというふうな猟官連は、それはみっともない」

木から落ちてもサルはサルだが、代議士は選挙に落ちれば「ただの人」。歳費が唯一の収入源なら、早速生活に困ることになる。長ければ、浪人は4年続く。苦しい生活を家族に強いた心境をN田前首相も吐露している。無産階級であっても、代議士になれる世のシステムは素晴らしい。が、無産階級ばかりで占められても、それはそれで怖い。


   着こなしが衣服に合えば小原台
   西に旅立つ巣立ちも近い


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『行く雲も泣いたかい?(ユククモモナイタカイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:少しもこたえない。