まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

生瓢箪は…

落語に『阿弥陀池(あみだいけ)』がある。江戸期の作品だと思っていたら、意外にも日の目を見てから1世紀ちょい。日露戦争の頃、噺家の桂文屋により創作された「新作和光寺」が元という。文屋の本名は、桂陀羅助(かつら・だらすけ)。実父の笑福亭松右衛門が、苦さで知られる大峰山の胃腸薬「陀羅尼助丸」に因んで名付ける。兄は「勘三」(甘草)、妹は「お里」(お砂糖)だったというから、「甘い」「苦い」「甘い」の順で命名したことになる。父親は、下関条約締結の翌年に57歳で他界。文屋が死亡広告を新聞に掲載。当時は珍しかったから、親孝行となったか。文屋本人は奇行で知られたものの、多種多芸。浄瑠璃、胡弓、琴、楽焼き、俳句を嗜む外、絵画の心得もあったらしい。神様に好かれていたか、1909(明治42)年に42歳でこの世を去っている。


   天丼の
   チビ海老しっぽ
   だけ見事


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『養子が知る愛だ(ヨウシガシルアイダ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:弓隊、鉄砲隊などを指揮する。