まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

アーヴィング・バーリン

第二の国歌とも呼ばれるGod Bless Americaを作詞・作曲したユダヤ系移民、アーヴィング・バーリンの生い立ちを続ける。アーヴィングが小学校を終えた頃、父親が死去。家族全員が職に就く。母親は産婆となり、姉3人は葉巻工場で下働き、兄たちはシャツの縫製工場に勤務する。アーヴィングは、新聞の売り子や靴磨きに従事。いずれも低賃金労働故、その日暮らしに近かったという。英語らしくするためか、この頃名字の綴りをBeilinからBalinに改めている。学歴も資格も無いから、正規雇用は難しい。が、好きこそ物の上手なれ。父親譲りで、歌が上手だった。音楽のお陰で、ユダヤ人居住区を抜け出すチャンスが巡ってくる。2キロほど北に位置するBowery地区の酒場に仲間と出かけ始めたのがきっかけ。penny(1セント銅貨)の投げ銭を期待して、客の好む歌を歌う。珍しくもない光景だったらしい。nickel(5セント白銅貨)やdime(10セント:銀9割銅1割)が飛んでくれば驚喜したであろうが、そんなことは起こるはずがない。当時の物価水準は、鶏卵1ダースなら23セント、バター1ポンドであれば26セント。公立学校教員の平均給与は、328ドル(年収)。1日に1ドル使っていては、生活が成り立たないのである。


   近ピラに流し目つかうクネの旅

   道のべのむくげは馬にくはれけり  芭蕉


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『芋炊く愉快なクモ(イモタクユカイナクモ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:利害や影響を受けない。