まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

磐越道(3)

会津若松の西に見える花立山(331メートル)に敬意を表するが如く、JR只見線もR49も北側を迂回しながら西へ進む。だが、現代の土木工学は遠慮会釈もない。トンネルや橋で最短距離を真っ直ぐ進む。磐越道も例外ではない。土手っ腹にあけた、七折トンネル(2.3キロ)でさっさと抜けてしまう。会津若松から新潟までの約100キロにある14本のトンネルの内、1キロ以上の長大トンネルは9本を数える。七折はその1番手。明るくなって西会津に入ったかと思いきや、標識は会津坂下IC。西会津は更に10キロ先。まだ、2つの長大トンネル、束松(1.3キロ)と鳥屋山(2.6キロ)とが控えている。思いの外、会津は広い。西会津(1キロ)、龍ヶ嶽(3.6キロ)に続き、県境の黒森山トンネル(2.7キロ)を抜ける。最初のインターチェンジが津川。その北東4キロに鹿瀬(かのせ)という集落がある。旧昭和電工新潟工場のあったところ。1965年に発覚した、阿賀野川有機水銀中毒事件の発生源として知られる。政府の怠慢もあって、昭電は言い逃れに終始。新潟地震(6/16/1964)による埠頭の水銀農薬流出が汚染の原因と主張した。結局、1971年に住民が勝訴するのだが、失われた命や損なわれた健康が戻った訳ではない。倫理観の欠如した財力ほど恐ろしいものはない。


   辛坊は
   下げてUS
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それでは、本日のシャッフルクイズ。


『船医の筏だ(センイノイカダダ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:子ども時分だけではなく、年寄りになっても人数が多い。