まちゃつの徒然日記

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Mencius(11)

性善説を唱えた孟子(372B.C.〜289B.C.)のことばから。

有不慮之誉。
有求全之毀。
慮(おもんぱか)らざるの誉(ほま)れあり。
全(まった)きを求むるの毀(そし)りあり。
大したことではないのに、思いもよらない誉れを得ることがある。万全を期してやったのに、世のそしりを招くこともある。毀誉褒貶(きよほうへん)は、必ずしもその実体と一致する訳ではない。あまり多く気を取られるのは、愚かなことである。

広辞苑』には、「毀」は「そしる」、「誉」と「褒」は「ほめる、「貶」は「けなす」の意とある。職場でやらかした大失敗が、逆に会社の利益に繋がるなんてことが稀には起きる。「怪我の功名」というやつ。反対に、自分の利益を度外視して最大限に公益を図ったにも関わらず民の非難を受けることも起きる。そこまでひどくなくても、例えば職場で心血を注いで築いた業績を上司に持っていかれたりすることもあるだろう。自分が課長になるまでは能無しと思われない程度に仕事をし、バリバリやるのは課長になってから、と孟子が言った訳ではない。世評と実体とが常に一致しているとは限らない、と知った上で世の中を眺めるのも悪くない。


   早朝の
   地震に給水
   一時増え


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『威張らん菅(イバランカン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:町内会から各戸へ回ってくる。